みのや便り

新潟のスゴイを発見 その4 SUWADAのネイルニッパー

周辺観光
今回の主役は、爪切りです。
とは言っても職人の宝庫・三条で1926年創業とくれば、そんじょそこらの爪切りとは違うわけでして。
ズバリ、「SUWADAのネイルニッパー」。
これ、イマドキのおしゃれ女子の方がむしろ知っている方が多いかもしれません。なぜって、ネイリストさん御用達のブランドだから。その美しいフォルムと鋭い切れ味は、使う方も使われる方も、一度試したら忘れられない逸品です。

ハイカーボンステンレス鋼を磨き上げた限定モデル。職人の技が活きています

爪を切るときって「パチンッ」という表現がオーソドックスだと思うのですが、SUWADAの場合は無音。何の衝撃もないし、切った爪が飛ぶこともない。断面は滑らかで、ヤスリをかける必要もなし。まったく新しい爪切り体験が味わえるんです。

ショップで切れ味を体験できます。一度試したら虜になること間違い無し!

爪の形に沿うように美しいカーブを描くニッパーは、すべて職人の手仕上げ。刃と刃をピッタリ合わせて爪を切るため、一分の隙間もないことが切れ味につながります。この技術は諏訪田製作所が91年前、大工道具の喰切鋏のメーカーとして始まり、脈々と受け継がれてきたもの。

創業当時の喰切鋏からネイルニッパーへの変遷。刃のカーブなどの変化がわかります

最近ではステーショナリーなども製造。男らしさが引き立つ格好良いアイテムがいっぱい

ダマスカス模様のボタンなんて、超クール!!!

近未来的なオブジェが出迎えてくれるオープンファクトリー。入り口部分はギャラリーになっていて、商品や歴史を紹介。その奥にはガラス張りの工場があり、職人の手技を見ることができます。。

鍛造工程で出る廃材を用いたものだそうですが、迫力抜群。ちょっと強くなった気がします(笑)

SUWADAでは鍛造した鉄のうち、品質の良い部分3割程度しか使わないのだそう。残りはこうしたオブジェとなり、ギャラリーに展示されています。7割をスクラップにしてしまうなんて驚きですが、これがSUWADAのこだわりなんですね。妥協を許さない製品作り、かっこいいです。

アイディア次第で、いろいろな生き物へと姿を変えます

こうしてみると、製品を抜いた残りであることがよくわかりますね

みのやでは宿泊客の皆様にお試しいただけるよう、爪切りをお貸出しています。ご興味ある方は是非フロントまでお声がけくださいね。職人のスゴ技をどうぞ体感してみてください。

●SUWADAー諏訪田製作所●
住  所 新潟県三条市高安寺1332番地
電  話 0256-45-6111
営業時間 ファクトリーショップ10:00〜18:00 工場見学10:10〜12:10、13:00〜17:00
定 休 日 ファクトリーショップ=年末年始、工場見学=月・日曜、祝日、年末年始
アクセス JR燕三条駅、北陸自動車道三条燕ICから車で35分